【コロナウイルス】【自粛ムード】明日使える豆知識・・・ではなく考察の時間~創作に携わる一人間として何ができるのかを「記事を書く過程で」考えてみる。【前編】~

最近何だかすっかり明るい話題が飛んでしまいました。

世界規模で新型肺炎についての対策を講じなくてはならない状況です。

しかし現時点でも判別のつかないことがたくさんあります。それが新種の流行感染症です。

ちょうどひと月ほど前に記事を書いた時から、私自身の見解はあまり変化しておりません。

明日使える話題の豆知識4

バランスの良い食事と質の良い睡眠と入浴をしっかり行って健康的に生活してください。

どんな予防もそれにしくはなし。

この内容につきます。

 

さてさて、すでに色々な情報元から飛び交っておりますが、様々な「活動自粛」が目下の話題をさらっております。劇作家野田秀樹氏の声明などが話題になっています。

確かに私たちの団体も演劇を上演したり、個人個人では音楽、バレエ、お笑い、殺陣に取り組んだりと。とにかく人前での発表機会、人前で表現する機会を必要とする人間たちの集まりです。

これらの活動は観客無しには成り立ちません。もちろんスポーツだってそうだし、旅行産業や飲食業もある種近しい環境を要すると思います。対人を当たり前と想定しているのです。

そのような環境を要するすべての業界が「自粛」ムードの影響下にあるのは間違いないでしょう。そんな中で「ライブハウスという環境」での感染についてのニュースも取り上げられております。

この状況下、「自粛」に対する様々な賛否両論の意見が出てくるのはもっともでしょう。

ただ、

 

本質は一体なんだろう?

 

こんな非常事態だからこそ、ものすごい数の人たちからものすごい数の意見が出てきて、

それを目の当たりにする機会になった気がするんです。

 

「自分だったら絶対にそんな考えはしない」

そんな考えすらも次から次へと目の前に。

色々な考え、好み、常識、知識、思考回路、思い込み、噂、デマを目の当たりにして…。

 

本質は一体なんだろう?

一番大切な事はなんだろう?

 

そんなことを強く意識するようになりました。自分にとって。自分以外の個別の全存在にとって。

 

 

私にとっては、実は「活動自粛をめぐる一連の流れ」そのものは、一番大切なことではないようにも感じます。

凄く重要だし、議論されて当然の大問題だとは思うのですが…。

 

活動か、自粛か。

表現活動は、そのどちらかをただ達成するためだけにあるものではない。

自分の心の奥のうちから、人前に出して、「伝わってほしい」・「伝えたい」何か。

そのために表現するはずだ。

そう思います。

 

そうやって伝えたい何かは、今こそ伝えるべきかもしれません。

また

「自分だったら絶対にそんな考えはしない」相手にこそ伝えるべきかもしれません。

では、そんな時に性急に表現を急げばいいのかどうかは、私には、簡単に判断がつけられません。

しかし、絶対に伝えたいと思ったことを絶対に取り下げるべきではないとも感じます。

 

じゃあ、「自分だったら絶対にそんな考えはしない」相手に伝えるためには?

伝わらなければ意味がないから、従わせるとかそんなことにはならないだろうし…。

押し付け合いではなく、言葉を交わすにはどうすれば良いのだろう。

 

…答えが出ませんよね。人間ずっとそうやって悩んできたのですから。

 

あぁ、そうか。みんな人間なんだな。自分も自分の周りの人も。

巡り巡ってこんな小さな結論くらいしか出てきませんでした。(笑)

しかし、こんな時だからこそ真剣に考えることができるのかもしれません。危機に直面して初めて。

 

ここまでが3月8日時点の【前編】です。

【後編】

に続きます。

 

 

※参考ページ

大阪府内ライブハウス観客の感染について Yahoo!ニュース THE PAGE

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200311-00010006-wordleaf-soci

 

野田秀樹氏の声明に賛否両論 Abemaニュース

https://times.abema.tv/posts/7044186

 

神戸大学病院感染症内科 教授 岩田健太郎氏のインタビュー記事より

https://toyokeizai.net/articles/-/335971