ビル・エヴァンスとの出会い
こんばんは。ピアニストの今川です!
今日は、大好きなジャズピアニストとの出会いについて書こうかなと思います。
超有名な方なので、ジャズ好きなら知っているかも?
Bill Evans (ビル・エヴァンス)
今はもう亡くなっていますが、音楽史に名を残す偉大なジャズピアニストです。
彼との出会いは、そうですね…2年ほど前でしょうか?
大学時代、ひたすらクラシックの勉強をしていた私ですが、社会人になってからジャズの魅力に気がつきました。
元々、高校時代の恩師がジャズを弾く人だったのですが、まだ若かった私はジャズにあまり関心を持っていませんでした。
ですが、社会の荒波に揉まれたからでしょうか。笑
久しぶりにジャズを聴くと、その奥深い魅力の虜に。
そしてまた、プレイヤーである私は「ジャズを弾いてみたい」という衝動を抑えることができませんでした。
そこでまず、自分の弾きたいジャズを見つけようと思い、有名どころのジャズピアニストの演奏を片っ端から聴きあさりました。YouTubeとは便利ですね。
素晴らしい曲たちに心躍りつつも、中々運命を感じる曲には出会えません。
それでも様々なジャズを聴くのは楽しく、根気よく聴き続けました。
そんなある時、エヴァンスと出会ったのです。
彼の代表曲、Waltz for Debby。
https://m.youtube.com/watch?v=jhU6Ai06zTU
彼の2歳の幼き甥、デビイのために作曲されたこの曲。
愛おしい幼子への慈愛に満ち溢れた、心の中に流れ込む優しさを持った素晴らしい曲です。
私はこの曲を彼のトリオで聴き、衝撃を受けました。
これだ!!と、自分の求めるジャズに出会ったです。
彼の演奏に夢中になった私は、彼の経歴を調べました。
一体どのような人生を歩めば、こんなこの世のものとは思えないほど優しい曲を描き、美しい音で奏でることができるのか。
その過程で、彼のルーツはクラシックであり、彼のジャズにはそのルーツが大いに反映されていることを知りました。
様々なジャズを聴き、その中で耳に残った作曲家は、私と同じルーツの人物。
私はジャズに心を奪われながらも、自身の中に深く根付くクラシックを愛する心にも気がつきました。
そして同時に、クラシックかジャズ、私が極めるべきはどちらなのか…と悩むきっかけにも。
ですが、とある演奏家との出会いでその悩みは消え去ることになるのです。
そのお話は…次回!お楽しみに!笑
以上!たまには真面目に語るピアニストでした!