観劇と感想

久しぶりの更新です。こんにちは。

 

今日は伊丹市にあるAI-HALLにて、

現代演劇レトロスペクティヴ企画の

小原延之+T-works共同プロデュース
『丈夫な教室ー彼女はいかにしてハサミ男からランドセルを奪い返すことができるかー』

を観劇して来ました。

 

この作品は2001年に起きた附属池田小事件がモチーフとされている作品です。

今年の6月8日に事件から20年を迎えます。21世紀に入ってすぐの日本に大きな衝撃を与えた事件でした。

 

見応えのある作品でした。

扱うテーマがテーマなだけに簡単ではない作品だったと思います。

観て難しいと思うかどうかは人それぞれ。しかし少なくとも簡単ではない。観劇を終えてそんな感覚が残りました。

 

ここからネタバレが少しあるので、カーソルをドラッグしてお読みください。

スマホとかTwitterからだったら表示の関係で見えてしまうかも。その場合はすみません…!

舞台にはグランドピアノが一台置かれ、ショパンのノクターン第8番と、シューベルトの野ばらの楽曲に合わせて物語が進行します。

あくまで個人的な感想だけど「野ばら」の使い方はまだしっくりきましたが、「ノクターン」は少しだけ、変に疑問が残りました。

ショパンの曲は印象が強すぎる…。印象と印象の掛け算は本当に難しい。自分だったらどう表現しただろう。

曲回数の問題か、流れ方なのか、はたまた別の曲が良かったのか…。

再演作品なので、初演時からこの曲が使われていたのか気になりました。もしそうなら、この曲が選ばれた理由があるのでしょう。まだまだ勉強せねば。

さてさて、観劇したらたぶん色々疑問がわくと思います。

この作品はそういう性質の作品なのかなと思います。ある事実の当事者はたくさんいて、それぞれ状況は異なって、そこから時間が進むのか止まるのか、人間が生きていくと「そういうもの」に遭遇してしまうことがある。

物語の終盤はそういった普遍的なテーマに沿っており、でもそんな簡単にカタルシスは発生しない。

見応えのある作品でした。

 

2004年に上演され、わずか9か月後には再演されたこの作品。

今回が再再演となるようです。

 

最後に少しだけ自分(と近い世代)の目線からの視点を書き残します。

2001年の6月、私は小学校3年生。兵庫県に在住していました。

その後、中学、高校と兵庫県や大阪で過ごしていた自分が直接当時の関係者に会うことはありませんでしたが、

自分の友だちが、進んでいった先で、会うことがあった。影響は計り知れないものだったようです。

きっと自分の1歳、2歳下の人たちはもっとそう。

そんな当時の子どもたちもとっくの昔に成人し、そして30代を迎えます。

そんな世代が客席側から、あるいは作り手としてこの作品に関わっている、2021年。

 

明日1月17日(この日もまた関西一円では何かと思い入れてしまう日)が最終日です。

下記に公式情報のリンク貼りました。12時からと16時から、伊丹市AI-HALLで上演されていますのでご機会あればご観劇どうでしょう。

感染症対策も十分に施されています。

JR伊丹駅からすぐ。阪急伊丹駅からは徒歩10~15分あるのでご注意ください。

 

 

 

※参考ページ※

伊丹AI-HALL 上演作品案内ページ

http://www.aihall.com/r2-retoro_kyoshitsu/