いまさらハムレット【今こそ】

今更です。
だけど今こそ、シェイクスピアを読み漁っています。

ハムレット。
やっぱり面白いですね。唐突ですけどハムレットの話をします。

主人公はデンマーク王国の王子ハムレット。
正式な題名は「デンマーク王子ハムレットの悲劇」とあり、シェイクスピア4大悲劇の一つとされます。
演劇をしたことある人には一番よく聞くシェイクスピア作品かもしれません!
しかし演劇に関わりがなかった頃には自分自身全然認知してませんでした。(日本ではロミオとジュリエットの方がもっと有名?)


なぜ悲劇とされるのか?
※ネタバレになるので知りたい人はスクロールしてください!
サクッと考えると、主人公ハムレットが親の仇討ちを目論むも、そこに関わるありとあらゆる人が殺されたりして死んでしまう所でしょうか。
それが本来人がもっとも殺されにくい宮殿で起きるという点かもしれません。

シェイクスピアは最後にその有様を目撃する第三者を用意しております。
その人が「ああ。こんな場所でこんなことが起こるなんて!」と言うのですよね。
それをもって、悲劇と解釈させる構成が出来上がっているように思えます。


と、ここで一歩立ち止まって深堀すると、

ドラマのすべてを目撃しているのは他ならぬ観客です。(脚本だけ読んだら読者?)
先程の「その人」は結末だけを見て最後にそう言うのですが、悲劇に至るまでの一連の流れが観客にはすべて示されています。
ここが面白い。観客は「これは悲劇だ」と言われた時に、悲劇かどうかを判断したり考えたりできます。
解釈を委ねられているのです。

もう一つ、面白いなぁと思った点があります。私はこちらの方にけっこう惹きつけられてしまいました。

物語においてハムレットは狂ったふりをしています。
それを見て周りは「ああ、狂ってしまった」と反応し、それを見てハムレットは冷ややかに過ごしているのですが、
周りから狂ったと思われたら、それはもう狂っていることになるのでは?と思いました。

しかもハムレットの言動は物語が進むにつれてだんだん過激さを増してゆきます。
ハムレットのことを一番つぶさに見ている側に、狂っているのか狂っていないのかを考えさせてしまう。
そんな性格があるなあと感じてしまいました。


そうやって「○○なのか、どうか。」という疑問を何度か抱いた後にふと、

「生きるべきか死ぬべきか。それが問題だ。」

この有名なセリフを、また思い出してしまいます。
ハムレット面白いです。おススメですよ。

 

 

 

※参考ページ

Amazon:ハムレット 白水Uブックス 1983年訳版(他にも多数の翻訳版あるのでぜひ)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください