演劇に関わってない奴の話

昨日は教師時代の教え子たちが卒業して2年目でダンスの自主公演をしていて懐かしい顔ぶれを見ながら初心忘るるべからずと感じたイルギです。

演劇やってると

自分では全くそんなつもりはないけど見落としてしまう考えがあります。特に昨日友人の先生に銭湯で何気なく聞いた「どんなお芝居見たい?」これに対する返答が自分の知見に繋がるもの、と返ってきたんだからびっくりっちゃ。

いやだって

この情報社会で知見を演劇で知る意味ある?ニュース見ればいいじゃん。ところが、最近みた映画で昔の朝鮮人が井戸に毒を入れて大量殺戮事件が日本で起きたことについて映画化しているものを見たんです。「金子文子と朴烈」。ああ、確かにこいつはここまで知らなかった。当時の日本人に対する強烈な怒りが自分自身を包むのを感じながら見ていたのを思い出しました。

それいいじゃん

でも社会風刺とか教育的なことに偏るのもどうなのかな?先生やめたしなあ。とか思ったら、いや逆に先生やってたからこそ、なんちゃう?って感じたのです。でも少し怖い。なんか誰か傷つけないかなあ、とか。いちいち文句を言われるのも相手するのもめんどくさい。ところが友人、面白いことを言う。

演劇なんてやってんだから突っ込まんかい

わお、その通り。ビビって私は安定の公務員やめてこの演劇界に来たのかい?答えはNO。

すまない、私はとことんやる

激しい表現は誰かを傷つけてしまうかもしれない、変な人に目を付けられるかもしれない。
それでも己が世の中に本気で向き合って真摯に取り組むなら、誠意を持って取り組むならそこまでおかしいことにはならない。。。かも?

とりあえずやってみろ!間違いが起きたら謝ろう。

友人の車の中にて

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