下鴨車窓、大感謝 ( #下鴨車窓 #漂着kitchen 撮影=松本成弘) 

昨日、本番を終えたイルギです。
せっかく本番を終えたので短いtwitter文で終わるのではなく、文章に書き残そうかなと。
実は京都で本番を行ったのが初めてで、すごく素晴らしい期間だったので沢山文章書きたいなと。まあ長すぎないので見てやってくれたらと思います。

まずは感謝を

・気候もとちぐるった中できてくれたお客さん、本当にありがとうございます。数人が電車が遅延して会場まで来れなくて本当に残念です。
・役者として選んでもらい、また自分の役を選んでくれた下鴨車窓、演出・脚本の田辺さんには大感謝を。去年の12月に田辺さんの脚本の舞台を見て、あまりにも脚本が面白くて感動して、そのあとに下鴨車窓の本番を見て、またしても田辺さんの脚本に感動して、めちゃくちゃ意気揚々と参加したオーディション。創作期間中に何度もお客さんとして見たかったなあ、分身できるものならしたいなあ、とめちゃ思いました。もちろんその世界に入れることが素晴らしいんだけども。最高でした。田辺さんの作品はamazon kindleで読み放題!(こちらをクリック)ありがとうございました。
・年齢層も出身も様々な役者が19人も集まった今回はものすごく刺激に満ちていて、直接はそれほど意見を言う機会はなかったのですが他の役者の沢山の魅力を知り、ああ素敵な人たちに囲まれた現場だなあと毎日ウキウキしてました。共演者の方々、ありがとうございます。
・スタッフも物凄くて、キッチンとかほんまにあるし、照明も音響も綺麗でねえ。舞台監督や演出助手、制作もひたすらフォローしてくれていて、なんて素晴らしい公演なのかと。チラシもお洒落で人に渡すときはドヤ顔ですよ。大感動ですよ。スタッフさん、ありがとうございます。

演技について

普段から体を大きく使う舞台に出ることが多いのですが、今回は細かい動きを入れまくってなるべくお客さんへの意識を最小限に留めながらやっていました。個人的に好きなサービス的演技はすぐに演出にダメーと言われたし笑
自然体に近づきながらも舞台でのルールに則ってやってて、最大の難関は寝るシーンでした。睡眠の曲線を書きながら家でゴロゴロ稽古してました笑
あと叫んだりとかがないし、出番も20分くらいなのでそんなにしんどくないな、とか思ってたのですが、身体をなるべく日常に近づけようとすると重心を少し下げないといけなくて、それがしんどかったですね。もちろん、楽にすることはできますが、体が楽してるものをお客さんには届けられません。日常に近いと言うことは、あえてスローに近づける動きも合って中々身体コントロールは必要でした。
と言うのはなんだかわかりにくい話ですね。
つまり、単なる日常的なお芝居、ではあるけど役者としてハードなことをおこなってましたよ、と言う話っす。
短編映画にも主演で出たことがあって(こちらをクリック
映像の演技にも近いけどやっぱり異なっていて、本当に演技の世界は、演劇の世界は、果てしなく広く深いなと思っています。京都のお芝居は比較的に静かに体をコンロールするところが多いと思ってていつか触れたいなと思ってたところ、最高の舞台で触れられて気持ちはヒャッホイです。

他の役者の演技

これが経験値の差もあるのだけど、それぞれの役者の良さがとても出てて、そこはもちろん演出の力が大きいのですが、本当に人間の魅力を感じられる舞台になってたんですよね。だから座組の役者さんたちのことはみんな好きです。なんかみんなのいいところを知った気がしてます。それってええことですなあ。

今後に活かしたいお話

昨日ポツッと田辺さんがお話をしてくれんですが、みんな演劇辞めちゃうんだけどやり続けたものが勝ちですよ、と。やってりゃ上手くなるんですよ、と。
とても勇気付けられました。
大先輩の田辺さんがお話してくれたのでそりゃもうほんとに。
いや、うちの劇団も解散の危機なんてしょっちゅうありましたとも。
でも、なんとかやれないかと右往左往してやり続けていて、なんとかやっていて。辞める理由なんていくらでも見つかるけど、やる価値だって山ほどあるんですよ。
少なくとも細々とやる時期もあるけど、やり続けられて正解。
今の劇団員の絆はとても強いし、仲もとてもよくて、みんな下鴨車窓見に来てくれて、よかったよーって言ってくれました(急遽事情があって来れなかったメンバーもいたけど、来ようとしてくれて、もうそれだけですごい応援ですよね。劇団員のこと、みんな大好き、愛してるぜベイベー!)
ただやってるだけではもちろんダメで、頭を一生懸命使いながらやっていきます。
うん、たとえ私が芸能界に行こうとも、結婚しようと子供が産まれようと、孫が生まれようと劇団を解散はしないと心に決めた夜でした笑

嬉しかったこと

が沢山あって、その中でも一番嬉しかったのはやっぱりお客さんの拍手。
全ステージ、ほぼ満席で、大きな拍手で。
私はお客さんの拍手がいつも嬉しくて、カーテンコールの時は胸に誇りを抱いて気持ちよくお辞儀をするわけで。ずっと立ちたいと思ってたE9での舞台でもあったし、下鴨車窓の舞台でもあったし、座組の人らがみんないい人やったし、わー、うれしー、ヒャッホーイ。
って感じで終わりました、ありがとうございました^^

下鴨車窓『漂着(kitchen)』2022年/撮影=松本成弘

下鴨車窓『漂着(kitchen)』2022年/撮影=松本成弘

下鴨車窓『漂着(kitchen)』2022年/撮影=松本成弘

下鴨車窓『漂着(kitchen)』2022年/撮影=松本成弘

下鴨車窓『漂着(kitchen)』2022年/撮影=松本成弘

前の記事

次回公演情報!